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2011年4月17日 (日)

DiesIrae for God's Bones

作品が生まれるとき
いや 生まれる前
しばらくの間もやもやとしたものが自分のまわりを漂って
それが少しずつ音としての形をあらわしてくる

曲によって フレームを準備してから中を埋めて行くとき
数学の問題を解く作業も伴ってしまうけれど
問題を解いている最中も もやもやが漂って
もやもやしながら問題を解いて
自分の音を探していく


2011.4.16 Trinite
ライヴの予定はずいぶん早くに決まっていた
その間 今回の命題であった組曲『神々の骨』の中の最後の新曲
DiesIrae 日本語で「怒りの日」を書いていた

「怒りの日」はグレゴリオ聖歌で歌われていた一節で
キリストが過去を含めた全ての人間を地上に復活させ
その生前の行いを審判し 
天国と地獄とに振り分けるという内容で
モーツアルトやヴェルディのレクイエムに使い
それを映画やアニメの音楽として耳にすることも多い

この「怒りの日」を
わたしは自分の組曲すべてで作曲して行こうと決めている

まだTriniteというユニットではなかったものの
ひとつ目の組曲『Prayer~祈り~』を初めてのライブにかけたひと月前 
2001.9.11があった

その祈りは決して宗教的な意味ではなかったのに
多くの慈善団体から問い合わせが来た

「人間は弱い存在である。
先の見えないことに対して誰もが不安を抱く。
自ら犯した過ちに恐れる。
愛する者のため、その日と無事を願う。
そして人は祈る。
日々の何気ない行為として、生きている証として人は祈り続ける。」
当時こんなコメントを書いていた


紆余曲折がありながらも
休眠状態にあったトリニテを支えてくれた
inFでのライヴ当日
2010.3.22

大好きなねこ 
きゅうが亡くなった


何をやっているのかもわからないまま
日々仕事をしていたけれど
時間は流れて行く


何度も何度も「怒りの日」を書き直した

結局6曲書いて
それでも納得がいかなくて
昨日のライヴ当日の朝に書いたのが
「DiesIrae for God’s Bones」

わたしには
がんばろうと訴える音楽は書けない
ただ
想いが伝わるような音を作ることが
大切なんだと思う

もやもやの霧が晴れたとき
FlowerGarden
という言葉が
音と一緒に見えた


とても重かったり
難しい内容が多い私の曲を理解し
すばらしい作品にしてくれる
メンバーに
心から感謝します

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