サクサク曲作る人にはなれない。
とにかく〆切12時間切ったぞと理解していながら、色々な音いじっている中、ふと行き詰まった瞬間。
昨日のライヴで演奏した壷井さんの「First Greeting」。
ずーっと頭とか右足とか左肩とか、どこかでグルーヴしている。
充実したライヴの後はいつもそう。
新たな作品を作らねばいけないのに、めちゃくちゃひっかかってきて、ずっと残るのだ。
本来ならばとっても嬉しいことなのに、影響力が大きすぎて別の生まれつつあるアイディアに重しをしてくれるのだからどうしよう。これが、書くことが忙しくなると思うとライヴのブッキングを入れたくない理由だとつくづく知らされる。
あ。
以下に描く内容は、勝手なshezooの妄想です。
特に壷井さんのファンの方はてきとうに読み飛ばしてください。
「First Greeting」の設定は4/5と書かれています。
その入り口について。
3+2のリズムとそれにふさわしいとしか思えないコードがつけられている。
このグルーヴがトラデショナルな踊りのステップにあった気がする。
1小節に→123. 12
それからリズムは2小節単位で→3拍子×3回+1拍になる。
そして3小節の中に→3拍子×5回で収まる。
実は最後の3×5にトラップが仕掛けられている。
×4〜5にかけては
「面白いように皆さんドサドサ引っかかる」
らしい。
もちろん私も思いっきりトラップ踏んで心地よし。
で。
何が言いたいのかというと、楽譜をぱっと見で、誰にでも正しく演奏してもらうためには、トラップを踏まないようにグルーヴを拍で割った小節で譜面を作れば良い。
むう。これだけでもわからないですよね。
たとえば、5つのリンゴが入る箱に、3個入と2個入の袋がはいっているとします。
今度は箱3つ(全部で15個のリンゴがはいる)にリンゴを入れる時、↑のように3個と2個の袋が3つあれば簡単に分けられるけれど、たまたま3個入の袋しかなかった。
そこで3個入の袋にリンゴを詰めて、箱同士またがせて入れるみたいなことでしょうか。
なおかつ、箱1にはまたぐリンゴ2個、箱2には箱1とまたぐ1個に加え箱3とまたぐリンゴ1個が入っているところがとっさの判断を鈍らせるのです。
でも、↑には確固たる意味がありました。フレーズとかアーティキュレーションとかも踏まえ、作曲者の意図はとてもよく伝わってきたのだから、この曲の譜割はこうでしかないといたく感動したのであります。
そんな中。記憶がよみがえってきました。
今考えれば、ジャズが4拍子基本の概念によるのかなと思いつつ…。
以前、変拍子が小節をまたぐ意味を感じない、譜面がわかりづらいと言われていたことがあって、ずーっと悩んでいたけれど、自分の中のグルーヴとしては必然性があって、結局書き換えなかった経緯があります。
リズムは、ただ正確に刻むだけが良いのではないはずだし、小節線の大切さを改めて感じています。
拍子と小節は絶対に一致しなくてよい。
そんなこと、ずっと前にわかっていたつもりなのに、「First Greeting」はその美しさとともに、私のモヤモヤした心に爽やかな風を運んでくれました(わはは)。
これまでの記憶が残り、新たに何かを感じられますように。
そして今の私は音に気持ちを注ぎましょう。



