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2008年12月 9日 (火)

ピアノのために

ピアノのために
私は自分がわからない。
 
ミュージシャンとして、どうあるべきなのか。
作曲家として、どうあるべきなのか。
そして、ピアニストとしては、どうあるべきなのか。


ひとつだけ、わかっていること。
今はピアノを弾いている時が無性に楽しい。
こんな感覚を味わったことは、未だかつてなかった。


音楽は好き。
音楽を作り出すことも好き。
でも、演奏はずっと嫌いでした。
既存の曲はへたくそだし、自分自身の演奏でも思うような音を選んで弾けない。

ドビュッシーのPour le Piano「ピアノのために」
なんと指に優しい曲でしょう。
全く意識していなかったけれど、ピアノプレイのルーツは実はここだったのかなとか。


ピアノのため。


そうそこから行きついたのは
ベートーベンのピアノソナタ
心が落ち着くから何となく弾いてしまう。


そしてもうひとつは
バルトークのピアノ作品
ミクロコスモスも、大好きだったバガテルも書き譜とは思えないほど自然に弾ける。

だからね。
人生ってこんなものなんだ。

こんなにピアノを弾きたいと魂が感じているにもかかわらず
この時間をくくりのあるアレンジと作曲に費やさねばならないということ。


今の瞬間を大切に反芻しなかった自分に
あまりにも痛いお仕置きだと感じている。

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コメント

何となく思い出しましたが、穐吉敏子さんが70歳を過ぎてから「もうオーケストラはやらない。好きなピアノが弾ける音楽が出来るようなsmall groupで演奏したい。まだまだpianistとして進化していきたいし。」という発言があったかと思います。

この謙虚さを私は肝に銘じていきたいと思う今日この頃なのです。 

ノエル・カワードの作品を耳にしながら…

フィールド・ワークの逞しさをありがとうございま

すm(__)m

Sweeperさん

そうですよね。
穐吉敏子さんしかり、三宅榛名さんしかり。

でもですね。
私はまだまだです。
そこまで到達したピアノではなく、足がかりとしての楔なのでしょうね。

 

ミスターチャーリーさん

ガーシュインのことを調べていた頃、ノエル・カワードの楽譜を弾く機会があり、作曲家だと思っていました。
今回改めて調べてみたら、すごい多才な人だったとのこと。

1920年代、憧れの時代です。

shezooさん、
メリークリスマス!

ピアノは持って歩けないから大変ですね。

shezooさんの演奏されているお姿が、
時折目の前によみがえってきます。

あの時のあの演奏を体験した者だけにわかる、
この感覚を大切のしていたいと思います。

どうぞ、よいお年をお迎え下さい。

ぽんさん

ちょっと早いけど
ハッピーニューイヤー♪

takarinさん

今年は本当にたくさんのことを学んだ一年でした。
大阪に帰りたいよーと魂が叫んでおります。
来年はもっと魂に添った自分でありたいと思います。

自然館のお弁当が恋しいですheart

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