時を刻む音
気が付けば、今年もあと1日。
とにかく作曲した一年だった。
その中で日の目を見たもの、倉庫に格納されたもの、人からの反応や評価はともかくとして、どれも真摯に自分と向き合って生み出す事ができたと感じている。
そもそも音楽の着想はどこから生まれるのか。ある程度、テンプレートを使ったり、経験から得た記憶は辿れたとしても、それは音楽の根幹をなす決定的な要素には成り得ない。
ノイズや即興といった手法ではなく、あくまでもメロディーを待った「曲」を前提とすれば、本来は降ってくるという表現がふさわしいのかもしれない。
スティービー・ワンダーやフレディー・マーキュリーのような天才の音楽を聴くたびに、いったいどれだけの種が、この人たちの上に舞い降りたのか感じずにはいられない。その種が花を咲かせ実となり、私たちの耳に届けられる。
私の所にも、アートや文章、風景、そして生きざま、たくさんのものが種を運んで来てくれる。それをしばしば受け取り損じてしまうことがあるから、困ってしまうのだ。
そんな時は、そこに潜む何かを必死で探り、悩んでみる。自分と向き合うことで小さな糸口を見つけられた時、そしてその先にある一筋の光を掴めたら、自分というフィルターから生み出された小さな実が旅立って行く。
来年のライブは、1月17日土曜日の壺井さんとのデュオ@インエフから始まる。
どんな1年になるのだろう。
とにかく、無事新しい年を迎えることが出来る事、すべての人と、すべてのものに感謝。




